2024年4月5日
Indeed,中途採用,新卒採用
従事する内容としては、以下のような項目が挙げられます。
・河川工事・災害時の復旧工事
土木施工管理技士は、これらの現場で主任技術者や監理技術者としての責務を担うため、資格未保有者は現場責任者としての役割を果たせません。そのため、土木施工管理技士の存在は土木工事において非常に重要です。土木施工管理技士の仕事にやりがいを感じる瞬間をまとめました。
・やり遂げた後の達成感・経験に見合う給与を受け取れる
1つずつ解説します。土木工事は、インフラ整備や災害復興だけでなく建築工事の土台となる重要な工程です。建設業界において土木工事の需要は不可欠であり、それにより需要の安定性が確保されています。土木業界は人手不足もあり、転職においても安定した需要があります。将来的なインフラの老朽化に伴い、新設工事だけでなく改修工事の需要も増加することが予測できるため、土木業界は将来性が高いと言われているのです。
土木施工管理者は、年齢が上がるにつれて年収も増加する傾向があります。しかし、若年層でも技術力が認められれば高い収入を得ることが可能です。技術力を客観的に示すためには、土木施工管理技士の資格を取得するのをおすすめします。この資格を保有することで、監理技術者や主任技術者として活躍できます。
土木施工管理技士は業界内でも需要が高いため、高い給与を受け取ることができる職種の一つです。土木工事の規模が大きければ年収も増える傾向があるため、収入面でも大変魅力がある業種であると言えます。
土木施工管理技士として年収を上げる方法は4つあります。
・経験を積みキャリアアップをする・CADのスキルをつける
順に解説します。土木施工管理技士の資格取得を目指す場合、2級を受験するためには8年、1級を受験するためには15年の実務経験が必要です。この実務経験は資格取得のための不可欠な条件であり、建設業界での就職・転職を通じて経験を積む必要があります。
実務経験を積んでいる間も、ただ期間を過ごすのではなく、知識や信頼を積み重ねていくことが重要です。経験を積んで実績を作ることで、会社から信頼されて大きなプロジェクトを任されるなど、さらなる収入アップが期待できます。
土木施工管理技士の年収アップには、資格取得が重要な要素です。既に2級を持っている人は、1級を目指すことでさらなる年収アップが見込めます。1級取得者は企業にとってより重要な人材と見なされ、資格手当も高く設定される傾向があるからです。
1級取得者は、舗装施工監理技術者や1級建設機械施工管理技士、建築士といったさまざまな資格取得に挑戦するとキャリアアップや年収増につながります。多くの資格を持つことで資格手当や昇進の機会が増え、結果的に年収アップにつながる可能性が高くなるでしょう。
土木施工管理技士として年収をアップさせるには、経験を積んだり資格を取得することが重要ですが、その条件を満たしても年収アップが叶わないこともあるでしょう。そのような場合は、成長の見込みが薄いと考えられるため、高待遇を期待できる企業に転職することが有効です。
しかし、ただ転職するだけでは年収アップに繋がらないことも多いため、転職先は慎重に選択する必要があります。例えば、海外勤務の可能性のある会社や大手ゼネコン、または限定的な経験を求める企業などを検討するのがおすすめです。
土木施工管理技士としてCADスキルを持つことは必須ではありませんが、CADを扱える人材は求められる傾向にあります。土木施工管理技士としてCADのスキルを身につけることで、より多くの仕事やプロジェクトに参加できる可能性が高いです。
CADの知識やスキルを持つことで、業務の効率化や精度向上が期待されるため、企業から優遇されることもあります。したがって、CADのスキルを身につけることは、土木施工管理技士としてのキャリアを発展させ、年収アップにつなげるための重要な手段の一つだと言えます。
この記事では、土木施工管理技士の平均年収や仕事内容、将来性について解説しました。
土木施工管理技士の平均年収は568.2万円で、これは日本人の平均年収である458万円を大きく上回っているため低いとは言えません。これは同じ業界の他職種と比較した場合でも同じで、土木施工管理技士の年収は他よりも高い傾向にあります。したがって、土木業界に従事したいと考えているのであれば、この資格の取得を狙う価値は大いにあると言えるでしょう。
土木施工管理技士はロボットに代替えできない分野であるため、AI時代が到来しても生き残りやすく、将来性や需要が高い職業です。経験を積むことでキャリアアップも可能であるため、さらなる年収アップが期待できるでしょう。